皆さんは、「よく噛むダイエット」というダイエット方法をご存知ですか?。
よく噛むダイエットは、あの女優・石原里美さんが実践していることから、近年注目を集めているダイエット法。
なんでもお金をかけずに簡単に出来るうえ、ダイエット以外にもさまざまな嬉しい効果がたくさん得られるようなんです。
なかなか、興味深い方法ですよね。
そこで今回は、誰もが知っているあの芸能人も実践した「よく噛むダイエット」の効果を大調査。
よく噛むダイエットで痩せられる理由と方法から、痩せるだけじゃない「よく噛むダイエット」の嬉しい効果の数々までをご紹介していきます。
女優・石原さとみさんも実践!よく噛むダイエットで痩せる理由とは…!

男女双方から人気を集める女優、石原さとみさん。
まずは彼女が実践したという、よく噛むダイエットの効果と方法についてご紹介していきましょう。
超簡単!よく噛むダイエットのやり方!

まず最初にご紹介するのは、よく噛むダイエットの方法について。
といってもこれはとっても簡単で、文字通りいつもよりも「よく噛む」だけですね。
「噛む」目安としては、一口当たりだいたい30回から50回ほどがベスト。
また、よく噛みやすくするために玄米や生野菜、イカなど噛み応えのあるものを食べるのもオススメです。
食べ過ぎを防止!少ない食事でも満足できる効果!

皆さんは、食事にどのくらいの時間をかけて食べていらっしゃいますか。
もし、20分以内に食べ終わっているという方は要注意かも知れません。
実は食事にかかる時間とダイエットには、非常に深い関わりがあるんですよ。
その理由となるのが、脳の視床下部にある満腹中枢の存在。
満腹中枢は本来、食事の刺激によって反応し「お腹がいっぱいになった」という信号を出す役目を持っているんですが、ある問題を抱えているんです。
それが、実際に食事を始めてから信号が出るまでに、20分近い時間がかかるということ。
つまり信号が出る20分以内であれば、通常お腹がいっぱいになる量を超えて必要以上の量を食べれてしまうと言うわけですね。
食事量が増えるということは、その分摂取カロリーも増えるということ。
ダイエットにとっては当然アウト、それどころか太ってしまう可能性も大というわけですね。
さて、ここでオススメしたいのが本題の「よく噛むダイエット」。
「よく噛むダイエット」では1口当たりの噛む回数が多いので、必然的に食事時間は長めになります。
そのため、満腹感を感じる前に食べすぎてしまうのを防止することが可能。
さらに食事時間が長いことで満腹中枢が充分に刺激されるので、少ない量でもお腹がいっぱいになりやすく出来るんですよ。
食事量が減るということは、摂取カロリーも減るということ。
ですから「よく噛むダイエット」は、お腹いっぱい食べつつも食事制限が出来る、ある意味最も理想的なダイエットと言えるわけですね。
ゆっくり噛むことでカロリー消費がアップする!?

満腹感を感じやすくし、食事量を減らす事が出来る「よく噛むダイエット」は、カロリー食費にも効果的です。
その理由になるのが、食事誘導性熱産生という現象。
この現象は、食事で摂った栄養素を分解したり代謝するときに必要になるエネルギー(カロリー)の消費を指すもので、その消費量は私たちが1日に消費するカロリーのうち約10%に相当します。
さて、この現象によるカロリー消費ですが実はこれ、よく噛むことによって引き上げることが出来るようです。
これはある日本の大学の研究でも分かったことで、実験では急いで食べた人に比べてゆっくりよく噛んで食べた人は、カロリーの消費が大幅に増えることが確認されたんですよ。
よく噛むことで脂肪燃焼を促進できる!?

よく噛むことは、脂肪の燃焼にもつながります。
この効果のカギになるのは、脳の視床下部から分泌される神経ヒスタミンというホルモンです。
このホルモンは、満腹中枢を刺激し満腹感を高める効果を持つほか、交感神経を刺激し脂肪細胞に作用するノルアドレナリンを分泌。
体脂肪を分解し、エネルギーをとして燃焼するよう働きかけてくれるんですよ。
痩せるだけじゃない?よく噛むダイエットの嬉しい効果!

さて、ここまでは「よく噛む」ことによるダイエット効果について取り上げてきましたが、ここからはそれ以外の効果について注目。
「よく噛む」ことによる健康効果や美容効果についてご紹介していきます。
よく噛むことでフェイスラインの引き上げ!女子に嬉しい小顔効果!

もぐもぐとよく噛むことは、顔の筋肉を鍛えフェイスラインの引き上げ、小顔に効果があります。
そもそも顔の筋肉というのは、その70%近くが口の周りに集中しているもの。
ですからよく噛むことによって口を動かすことは、顔の筋肉にとっていいエクササイズになるわけですね。
顔の筋肉を鍛えることでフェイスラインが引き上がるので、顔のたるみもスッキリ解消。
引き締まった小顔につながるんですよ。
歯医者嫌いに朗報!虫歯を予防する効果!

意外にも、よく噛むことは虫歯の予防にもつながります。
もぐもぐと噛んでいると、唾液がたくさん分泌されてきますよね。
実はこの唾液には、口の中をきれいにする作用があって虫歯になりかかった歯の表面をもとに戻したり、細菌感染を防いだりしてくれるんです。
そのため口内の清潔が保たれ、むし歯や歯周病の予防につながるわけですね。
意外すぎる!よく噛むことががんの予防に…!?

よく噛むことは、がんの予防にも効果があります。
この理由になるのは、先ほどの”唾液”。
唾液には強い殺菌作用があって、例えば発がん性のあるものを唾液の中に浸しておくと、発がん物質が消えてしまったりするんですよ。
そのためよく噛んで唾液を出す人ほど、抗がん作用が強く働きがんの予防になるわけなんですね。
美肌・若返りに効果的!パロチンを分泌する効果!

さて、ここまで虫歯の予防やがんの予防など意外な効果が明らかにっている唾液ですが、実は美容や若返りにも効果を持っているようです。
その効果を支えるのが、唾液に含まれる成長ホルモンの一種「パロチン」。
パロチンは通称「若返りのホルモン」と呼ばれ、歯や骨の再石灰化を助け、毛髪や肌の新陳代謝を促す働きがあるんです。
そのため、お肌のターンオーバーが高められて古いお肌から新しい綺麗なお肌へと再生されていくので、ニキビや肌荒れが改善。
さらにお肌の老化の要因である、シミやしわのの改善にも役立ってくれるんですよ。
よく噛むことで困った便秘をスッキリ解消

よく噛むことは、便秘の改善に大きな効果があります。
まず挙げられるのが、胃腸にかかる負担の軽減効果ですね。
よく噛むことで食べ物が細かくなるので、消化や吸収が効率的に促され胃腸に余計な負担がかからずに済むんです。
また、この胃腸の負担軽減には唾液も効果的です。
唾液には食べ物の分解を促す消化酵素が含まれており、口の中から消化を始めてくれるので胃腸の仕事を減らす事が出来るんですよ。
また負担の軽減効果に加えて、よく噛むことは胃腸の働きを高める効果にもつながります。
よく噛むことによって副交感神経が刺激されると、唾液がたくさん分泌。
そうすると蠕動(ぜんどう)運動という胃腸の運動が活性化され、胃の消化能力を高めたり便通を改善する効果が得られるんですよ。
脳の活性化とストレス解消効果!

最後になりますが、よく噛むことは脳の活性化やストレスの解消にも効果があるようです。
もぐもぐとよく噛む一定の動作、実はこのリズミカルな繰り返しには脳の神経伝達物質の一つ、セロトニンの分泌を活性化させる効果があるんです。
セロトニンは通称「幸せのホルモン」とも呼ばれ、精神の安定や安らぎに関わる物質。
ですからこのセロトニンの分泌を促すことは、イライラを解消して心を落ち着かせることにつながるわけですね。
また、もぐもぐとよく噛むことは、脳の活性化にもつながります。
例えば、プロ野球選手やめメジャーリーガーなどは試合中によくガムを噛んでいますよね。
実はこの行為は非常に理にかなっていて、もぐもぐと顎の筋肉を動かすことで筋肉をコントロールしている脳を刺激。
脳を活性化させて反応速度を高める事が出来るのが、研究でも明らかになっているんですよ。